こんにちは、リコタです。
「良く生きる」ために勉強&実践の日々です。
今日は、中々やる気が出ない人、めんどくさがり屋さんに向けての内容です。
ちなみに、今回の内容に限らず、私の発信する内容は表面上のテクニックだけではなく、「生き方にまで焦点を当てます。自分自身を変えたい人は必見です。
なぜ人は、なにか行動を起こそうとするときに「めんどくさい」と思ってしまうかについて、二つの視点からお話しします。
それぞれ掘り下げてお話しします。
ちなみに、同じ内容をYoutubeでも発信しているので、動画の方がいい人はこっちを見てください。
・死なないため(キーワード:心理的ホメオスタシス)
人間の脳は、自分が死なないことを優先して考えます。
そのため、現状で安全な生活ができていれば、脳は余計な行動をさせないようにします。
その影響で、人は今の生活を変えないよう、現状維持しようとします。
このような心理的な動きを心理的ホメオスタシスと言います。
人間が厳しい自然の中で生きていた時代であれば、この心の働きは危険を回避するためにとても役に立っていたことでしょう。
しかし現代日本では、普通に生活していたら死の危険はほとんどありません。なのでこの心理的ホメオスタシスはメリットではなくデメリットとして働くことが多いようです。
そのデメリットとは、そう、いろんなことにめんどくさいと感じて行動しなくなってしまうことですね。
ありもしない死の危険を回避するために、行動しなくなってしまう。その事実を客観的にとらえると、非合理的だと言わなければなりませんね。
たとえ自分にとって初めての行動でも、筋トレをする、日記をつける、勉強をする、読書をする、そのような行動で死ぬことはまずないのですから。
なにか行動を起こそうとしたときにめんどくささを感じたら、まず私達がやるべきことは、「脳が死を回避するために現状維持しようとしている」と考えることです。
そう考えることで、今自分が抱えているめんどくさいという感情がいかに無駄なものかも理解できるかと思います。
それができるだけでも、私達の行動力は上がります。
・自分の価値を実感するため(キーワード:目的論)
二つ目の視点は、自分の価値を実感するためです。
自分の価値を毀損させないためと言い換えても良いかもしれません。
例えば、私がこれから料理の練習をしようかなと考えている時に、めんどくささを感じて中々始められなかったとする。
実際に同じような状態の人はいらっしゃると思います。
この状態の私を観察した時に、特に何も意識していなければ「料理をめんどくさく思う人もいるよね」で終わってしまうかもしれません。
しかし目的論の立場をとるならば「とある目的を達成する手段として、料理をしないという選択をする」と考えます。そして、めんどくさいという感情は、料理をしないことを肯定するための材料として使われます。
ではその目的とはなんなのか、それは自分の価値を実感するため、または自分の価値を毀損させないためというケースが考えられます。
理想では、練習をすることで美味しい料理を作れるようになっている自分を想像しているのかもしれません。
しかし、実際に行動を起こして料理の練習を始めると、思ったように上手くいかなかったり、自分の能力のなさに失望してしまうかもしれません。
そんなことになってしまえば、自分の価値を実感できなくなってしまうわけですから、一歩前に踏み出す勇気がくじかれてしまいます。
さらには、行動を起こさない状態を維持することで、「もしも自分が料理を始めたらきっとおいしい料理が作れるはずだ」という可能性を持って生きることができます。
よく、やりたいことがあるのに、何かと理由を付けて行動を先延ばしにする人がいます。そういった人達は、やればできるという可能性の中で生きるために、やらない理由を探すのです。あるいはめんどくさいという感情を持ち出すのでしょう。
行動を起こさないという選択は彼らの目的に沿ったものなのです。
この目的論の視点を持ったうえで、私達がやるべきこと「自分はめんどくさいという感情のせいで行動できないのではなく、目的を叶えるために行動しないという選択をし続けている」という意識を持つことです。
そうすることで、自分の行動は感情に支配されるのではなく、自分の意志で変えていけるという事実を理解できます。
まとめ
一つ目の視点
心理的ホメオスタシスにより、脳が自身を死なせないために生活を現状維持しようとする。
「脳が死を回避するために現状維持しようとしている」という事実を理解できれば、めんどくさいという感情が無駄だということが分かる。
二つ目の視点
行動を起こさないのは、自分の価値を実感するため、または自分の価値を毀損させないという目的があるから。
自分の行動は感情に支配されない、自分の意志で決定するものだと理解しすることが大事。
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