人間関係のストレスを軽減させる考え方

自己啓発

こんにちは、リコタです。

今回は人間関係の中で発生するストレスを軽減させる考え方についてお話しします。
人間関係って人によってはものすごくストレスですよね。

私も過去に人間関係でストレスを溜めていた時期がありました。当時はかなりの人間嫌いになってしまって、学校・仕事・交友、あらゆる場面で悩みとストレスを抱えていました。

もちろん周囲の人たちもそんな私の内心を感じとってか、距離を置いて接するようになりました。
けれども今は、人間関係でストレスを溜めないどころか、人と接することに喜びを感じることができています。

もし過去の私のように、人間関係のストレスが苦しくてしかたないという人がいたら、ぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

第1弾では個人で完結するような考え方を話し、
第2弾では集団の中でのNG行動について話します。
そして第3弾では集団の中でどう生きていくべきなのかをお話しします。

あと、今回は最後に自分の力ではどうにもならないと感じた時に持つべき考えについても少し触れておこうかなと思います。

2021年5月 体調不良が続いているので更新が遅くなります><

自分が変えられるものにだけ注目する

まず人間関係で苦しいのは、相手が自分の思い通りに動いてくれないというものでしょう。
もちろん、全て私の言った通りに動きなさいというような、明らかに傍若無人な態度の事ではありません。
例えば

  • 相手のために行動したのに感謝されなかった
  • 嫌われないよう気を付けていたのに嫌われてしまった
  • 褒められたくて頑張ったのに認めてもらえなかった

といったような状況は皆さんも経験があるのではないでしょうか。
こんな時、相手に対して憤りを感じたり、自分が不当に扱われている気持ちになったり、自分には能力がないのではないかという自己嫌悪になったりします。

これらの苦しい状態を解消するために、上記の3つのケースについてそれぞれ掘り下げてお話をします。
全てに共通するキーワードは、「自分が変えられるものにだけ注目する」ということです。

相手のために行動したのに感謝されなかった

例えば、友達と遊ぶときにいつも自分が予定を立てているのに感謝の言葉がないとか、困っている人を手伝ったけどお礼を言ってもらえなかったとか。そんな時に不快な気持ちになったり、相手に対して怒ってしまうことさえあるかもしれません。

そういった状態にある人に対して私が言えることは、感謝を求めてはいけないということです。

なぜ感謝を求めてはいけないのか、それは、相手が自分に対して感謝するかどうかは相手が決めるべき事だからです。自分がどうにかできることではありません。

人は、自分が変えられないものにばかり執着しているとストレスや不安を抱え込みます。自分が変えられないもの、つまり他者の一挙手一投足に目を光らせ、その都度の評価の言葉で一喜一憂してしまいます。

相手から感謝されれば喜ぶし、感謝されなければ不快な気持ちを抱く、となれば自分の感情は他者の支配下にあることになります。

逆に、自分が変えられるものにだけ注目することができれば、ものの見え方は一変します。

「感謝するかどうかは相手の課題、自分ができることはここまで、ここから先は自分が変えられるものじゃないから気にしすぎないようにしよう」

この考えができるだけで自分が背負ってきたストレスや不安の多くをなくすことができます。

嫌われないよう気を付けていたのに嫌われてしまった

人から嫌われることは耐えがたき苦痛かもしれません。私も昔は、人から嫌われたと感じた時や、実際に相手の態度に現れた時は数週間気分が落ち込んでいました。
なぜ嫌われてしまったのか、私が悪かったのか、そんなことばかり考えてただただ苦しかったです。

同じ境遇の人に最初にお伝えしたいのが、誰からも嫌われない人生などありえないということです。

もし10人の人がいたら、そのうち1人は自分が何をしても肯定し認めてくれるでしょう。しかし、そのうち1人は自分が何をしても否定し攻撃してくるでしょう。残りの8人は自分の行動によって評価を変えるでしょう。

自分を嫌う1人にだけ注目して嫌われないように態度を変えてしまえば、残りの8人から嫌われてしまうことは往々にしてあります。八方美人やポピュリズム的な態度はいずれ反感を買います。

私達がどのような態度で生きていようが、自分を嫌いになる人は必ず出てきます。それに怯えてあらゆる他者に嫌われないよう本当の自分を隠し自由まで手放してしまえば、常に不安やストレスと付き合うことになるでしょう。

もしあなたが、自分自身の人生を自由に生きたいと思い、自分を好きでいてくれる人を大切に思うのならば、嫌われるべき人からは嫌われてもよいという勇気を持ちましょう。

決して、積極的に嫌われることをしようと言ってるわけではなく、嫌われてもしかたないという肯定的な諦めを持ってほしいのです。嫌われることを恐れてはいけません。嫌われることは、自分の自由と心の平穏を獲得するために必要なコストだと思ってください。

もしあなたが人から嫌われること恐れずに、自信の意志に従い自由に生きることができれば、自由でありのままのあなたを好きになってくれる人が集まるはずです。

そして、先ほどの感謝を求めないという話に繋がる部分がありますが、相手が自分を嫌いになるか好きになるかは相手が決めることであって、自分が無理に介入してはいけません。

たとえ相手が自分に対して怒り・憎しみ・嫌悪・軽蔑を持っていたとしても、その感情と向き合うのは自分ではなく相手です。過度に注目する必要はありません。

褒められたくて頑張ったのに認めてもらえなかった

例えば、会社で良い働きをしたのに褒めてもらえなかったとか、例えば私みたいにyoutubeやってる人間だったら、頑張って企画して動画編集したのに誰からも見向き去れなかったりだとか。

そんな時、自分の存在が否定されたかのような気持ちになる人はいると思います。自分は人から認められない価値のない人間なんだと思い悩む事さえあると思います。

そうならないためには承認欲求を捨てなければいけません。まずは、承認欲求を持つことの危険性からお話ししていきます。

まず前提として、褒められたいと切に願う人は、褒められることが目的であって正しいことや良い行いをするのが目的ではありません。

褒められないのならばやるべきこともやらないし、褒められるのであれば不正にさえ手を染めてしまうことさえあります。テストのカンニングや自分が注目されるために人の悪口を言ったりといった具合に。

それを踏まえたうえで、承認欲求に支配された人が「褒められる」場合と「褒められない」場合に分けてその危険性について深堀したいと思います。

褒められる場合
褒められるのならばそれは問題ないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、それは違います。

承認欲求はとても強い欲求です、終わりがありません。一度褒められてもさらに承認を求め、きっと死ぬ直前まで他者からの承認を求め続けるでしょう。

そして、行動基準が「いかに褒められるか」なので、自分のやりたいことよりも他者に褒められることを優先します。褒められれば褒められるほど、本当の自分を押し殺し他者が理想とした自分、不自由な自分を生きることになります。

本当はやりたくない仕事をしたり、言いたいことを我慢したりしなければなりません。

それだけではありません。承認欲求を持っていると、他者の事を「この人は自分の事をどのように評価する人か」という基準で見るようになります。

あくまで自分への評価に関心があるのであって、相手自体に関心があるわけではありません。自分にしか関心がない自分勝手な人間になってしまいます。このような態度で良好な対人関係を築くことはできません。

逆に褒められなかった場合の事を考えてみましょう。

誰かに褒められたいけど、褒められるために行動しても誰にも褒めてもらえない。こうなると人は、行動基準を「褒められるかどうか」から「注目されるかどうか」に切り替えていきます

褒められるための目的は、他者から認められて自分の価値を実感することです。注目されることのゴールも同じで自分の価値を実感することです。自分は注目されるくらい特別な存在で価値があるのだと。

注目されることが手段になると、例えばあえてルールを無視したり、攻撃的な態度に出たりします。
このように承認欲求を持っていることで容易に問題行動に発展していきます。問題行動にはまだこの先の段階がありますが、それは別の機会にお話しします。

承認欲求を持つことの危険性は分かってもらえたと思いますが、ではどうやって承認欲求を捨てるかについてお話しします。

まずは、先ほどから出ている話ではありますが「自分が変えられるものにだけ注目する」ということです。相手が自分の事を褒めるのか褒めないのか、それは相手が決めるべきことであって自分が変えられるものではありません。そこに注目してもどうしようもないという肯定的な諦めを持ちましょう。

次に、自分自信に対する価値判断の基準を変えましょう。自分の価値はどれだけ他者に認められるか、という基準を持っているために承認欲求が生まれます。そこの基準を変えましょう。

人というのは、自分が誰かの役に立っていると感じた時に自分に価値を実感できます。評価の言葉の有無にかかわらず、自分の主観で人の役に立っていると感じるように貢献していくことで、自分の価値を実感できます。

褒められなくてもいいんです。自分は役に立っている、そう感じることが大事なのです。

とはいえ、どうすれば他者からの評価もなしにそんな実感が持てるのか。

それについて第2弾、第3弾でお話ししていきたいと思います。

ひとまず今回の話を貫くテーマ「自分が変えられるものにだけ注目する」が実践できれば、人間関係のストレスは激減するはずです。

もしあなたがこれを実践しても期待していた効果が得られなかった場合、私と一緒に考えましょう。
Twitterのリンクを貼っておくのでリプライでもDMでもいいので話しかけてみてください。

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自分の力ではどうにもならないと感じた時

このブログを書いている最中に、自分が所属している組織で上手くやっていけない、人間関係がこじれて解決の糸口が見えないといった人の話を聞きました。

なので最後にそういった人向けにお話をして締めにしようと思います。

もしあなたが自分では解決の糸口が見えない人間関係の問題に悩まされていたり、どちらが正しいか分からない選択をしなければいけないというとき、覚えておいてほしい考え方があります。

それは、より大きな共同体の声(共通認識)を聞くという原則です。

もしも会社の人間関係で悩まされている時、例えば上司から日常的に人格攻撃をされて心身ともに疲弊していたとしましょう。

ここで会社という共同体の共通認識に注目してしまえば、上司に否定されるダメな部下、会社に必要にされていない、迷惑をかけている、上司には逆らえない、など脱出が難しい思考にとらわれてしまいます。

また、より小さな共同体、例えば家庭の共通認識を重視してしまえば、最終的には引きこもりやニートという状態になるかと思います。

一方でより大きな共同体の共通認識に目を向ければ、会社内の出来事など取るにならない小さなことだと実感することができます。
上司が権力を振るえるのはあくまで会社という共同体の中だけです。社会という大きな共同体に自分の居場所を求めるのもいいです。会社を辞めてしまうのも間違いではない選択だと思います。

会社という共同体の共通認識では会社を辞めることは悪なのかもしれません。しかし、より大きな共同体の共通認識に従えば、会社を辞めて新しい仕事を探すことは全くもって間違いではありません。そこで会社をやめた自分に対して能力がないと責めたり、次の職場でも同じことが起こるかもと恐れていては前に進む事はできません。

辛いことがあったり日常的にストレスを抱えていると視野が狭くなりがちですが、少し視野を広げてより大きな共同体の声を聞くという考えを実践してみてください。

 

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